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恐怖とは その1
2009.04.25 Saturday 02:05
「恐怖とは その1」平野幽霊

さっき、カラムーチョを食べていて思った。
「辛くて美味しい」
袋を見ると、「チリパウダーを使った、辛さが美味しいポテトチップスです」
と書かれている。

美味い事言うなあ、と思った。

あ、変換がおかしいのは気にしないで下さい。
カラムーチョだって”絡むー著”になることもある。

恐怖について書いてみる。

私は常日頃から、お化け屋敷は恐くて楽しいところだと思っている。

良く、お客さんの中に
「一番怖くして下さい」
という方がいるわけですね。まあ気持ちは良くわかるよ。
わかるんだけど、一番怖くというのが難しい。怖さは計れないものでして。
提供するものが同じでも受け取る相手によって怖さは全然変わってしまう。

そんなお客様には、カレーの例えをしてあげる事にしている。
「カレーは辛ければ辛いほど美味しいですか?」

それでもテンションの上がったお客さんは、そこまで考えない。
「カレーは辛い方がいいに決まってる。お化け屋敷も最怖で!」

まあ、こうくると、私は二つのパターンでお客さんに立ち向かう。

その1)
「真の恐怖を味わいたければ、怪我をしたり、死ぬ覚悟をして下さい。安全ではありません。入ったらあなたを殺します。それでもよければそうします。私たちはお客様によって感じ方が違う事を考慮した上で、怖さと楽しさを両立させています。暗いだけで一歩も動けない方もいれば、鎖で骨が折れるまで殴っても笑い続ける人も居ます。お客様の望む恐怖の形がわからないままで最高の恐怖を約束するためには、お客様にもそれなりの覚悟をしていただかなくてはなりません。お化け屋敷は安全でないといけないと申されますか?カレーは辛い方が良いとおっしゃいましたが、本当に辛いカレーを食べた事がありますか?慣れていない日本人が食べると口の中、喉、食道、胃、腸、肛門まで晴れてただれ上がり、脱水症状をおこし何日も朦朧とするような香辛料をつかったカレーが存在します。しかしお客様によってはそれが平気な人もいますが、死ぬ人も居るかもしれません。本当にそれを食べたいと思いますか?どこまでが食べて安全かは個人差があるのです。恐怖も同じです。私たちは丁度良い恐怖を提供したいと思っています。ですがお客様が一番怖いものがほしいとおっしゃるなら・・・

まあ、こんな感じで真顔で話すと「冗談だよ、お兄さん。そんなむきにならないでよ・・・」
ってなります。でもお客さんの為ですから。

その2)
上記より、この方法の方がいいですね。
「こちらのお化け屋敷に何回くらいご来店ですか?最近入ったお化け屋敷はいつ、どこですか?」
こう聞いてあげると、かなりの確率で、その人がほとんどお化け屋敷に入っていない事がわかります。
「えっと・・・子供の頃。」
それだけでお客さんは、不安を感じます。あ、一番怖くなんていいながら自分はほとんど経験してないんだって自覚します。そこで、「はい、わかりました」と不敵な笑顔をすれば、もうOKです。

これは、手相とか占いと同じやり方ですね。
自分の情報を出してから相手が答えるとそれは、自分だけに答えた内容となり、信憑性が増すのです。
1)あなたは女だから、これこれこういう性格でしょう。
2)あなたの名前の画数は〇画、生年月日とこの手相から判断して、これこれこういう性格でしょう。

2)の方が断然信じますよね。だから、お客さんのホラー耐性を聞き出すのです。
もし、そこでお化け屋敷にかなり入っている上級者だったとしても、聞くことにより、こちらも情報を得られますし、
お客さんも「自分に合わせた演出が来るのか?」と不安になるはずです。ただ期待も上がるのでちょっとオバケはプレッシャーですけどね。


ここで、どうして「一番怖くして下さい」というリクエストに対して、そこまで相手を言い負かす必要があるのかと
疑問に思う方もいるかもしれない。「はい、わかりました。一番怖くします」といえば良いではないかと思うかもしれないので、説明しておく。

「一番怖くして下さい」
というお客さんは、はっきりいってお化け屋敷をなめている。
「怖い訳はない。大した事がない」とそのお客さんは思っているのだ。その感情は入口を入る前に壊してあげなければならない。人は恐怖モードになっていないと、怖さを感じる事ができないからである。(恐怖モードについてはSAITO-REALで詳しく書かれているのでここでは省略します)
ここではカレーの例ではなく、感じる方の例えで説明したい。
簡単にいうと、山に入り鳥のさえずりや風の揺らす木々のざわめきを感じる為には、静かにゆっくりと歩かなければならない。もし大騒ぎしながら走り回ったら、そんなものの存在すらも気付かない。これが事前に、「静かに歩くといろんな音が聞こえて楽しいですよ」と説明してあげるだけで、様々なものに感動する事ができる。
このように、お化け屋敷を楽しむためには、恐怖を感じる準備をさせてあげる必要があるのである。

「一番怖くして下さい」というお客さんに限って、「説明はもういいから早く入らせろよー」というパターンが多く、その方は他にもいろいろと損をしてるのかな?って心配しちゃいます。

危険な場所にもずかずか入っていっちゃうし、見るべき演出を素通りしたりね。
ああ、もったいない。

だから入口の説明はちゃんと聞いてくださいね。


ちなみに、これは今日書いた事で、明日はかわるかも知れない。
無責任とかいわないでね。私は恐怖の専門家ではない。すくなくともまだ。
ただこれからもいろんな事を考えて行きたいし、勉強して行きたい。

あなたにぴったりの恐怖を召し上がれ。
| obakeland | お化け屋敷論(幽霊) | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2009/04/26 4:29 AM posted by: 平野幽霊
後藤クレソンさま

コメントありがとうございます。
学生に化けて肝試しをする。ですか?
肝試しをするというのは、主催する側かそうでないのかどちをさしているのでしょうか?

主催側だとしたら・・・本当に過去に何かあった場所に潜入しようとするでしょう。でも誰も一緒にやってくれずさびしい思いをするでしょうね。

主催でないなら、
やってる最中にいなくなったりする悪戯をしようかな。でもだれも探してくれなくてさびしい思いをするでしょうね。

2009/04/25 11:25 PM posted by: 後藤クレソン
珍しく、今回は幽霊さんサイドの恐怖考察ですね。
ゾンビさんと、ちょっと違った目線が
新鮮です(偉そうですいません・・・・・)

ところで、お二人に聞きたいのですが
もし、お二人が学生に化けて、肝試しをするとすれば、どんなことをしたいと思いますか?
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